書籍名 | 自治体の偽装請負 |
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著者名等 | 自治体の偽装請負研究会 (編) |
価格 | ¥1,885(税込) |
発行年月日: | 2011年4月5日 |
ISBN-10 | 4880375675 |
ISBN-13 | 9784880375670 |
C-CODE | c0036 |
本のサイズ | A5 |
公務市場化の矛盾を偽装請負の視点から問う
自治体の職場にも広がった「偽装請負」。その実態や法律上の仕組み、問題点を整理し、是正させるための弁護士の活動や裁判の事例、そして組合運動や議会の論戦を通じてきりひらいてきた教訓などを具体的な事例にそって紹介します。
公共サービスに従事する人の生活や権利をおろそかにすることは、ゆくゆくはサービスを受ける住民に被害が及ぶことになります。
第Ⅰ部 自治体の偽装請負とは何か 第1章 これが自治体の偽装請負
第2章 自治体の偽装請負が生まれた背景
第3章 偽装請負とは何か(法律の仕組み)
第4章 自治体の職場ごとの検討
第5章 自治体の偽装請負を考える視点
第6章 労働者派遣法改正の動向と論点
第Ⅱ部 「偽装請負」解決の運動の実際 1 学校用務員を直接雇用に戻した栃木県茂木町 2 住民票発行等の窓口業務は事実上、委託できない 墨田区などが直接雇用に 3 直接雇用と請負派遣の職員が混在 保育所や病院などでも改善が相次ぐ 4 学校事務や用務などの一人職場も事実上、偽装請負 群馬県大泉町などでも直接雇用へ 5 教育の一環としての学校給食の充実と逆行し、矛盾を深める学校給食の業務委託 6 個人請負契約を直接雇用に改善 7 直接雇用に至る「壁」とその突破法-直接雇用は自治体と住民にとって「一石三鳥」