住民代表組織(区民会議・自治協議会・地域協議会・地域委員会など)の決定と運営の実際
合併による市町村の広域化や、市町村と府県の関係の見直しなどから議論になっている「地域内分権」。本書では、上越市(公募公選制・地域活動支援事業)、新潟市(区自治協議会と地域コミュニティ組織)、宮崎市(地域コーディネーター制度・コミュニティ活動交付金)、恵那市(地域計画づくり)、そして名古屋市(地域委員会のモデル実施)の紹介を通じて、住民代表組織の実際(決定・予算・運営)と地域内分権のあり方を検証する。
第Ⅰ部 基礎自治体の域内分権―住民自治拡充の展望
第1章 基礎自治体の域内分権―住民代表組織の審議(決定)と実働(執行)・運営 西村 茂
第Ⅱ部 地域自治組織の実際
第2章 上越市における地域協議会の実際と可能性 池田 浩
第3章 新潟市の地域自治組織―区自治協議会と地域コミュニティ組織 小川竹二
第4章 宮崎市の都市内分権化と地域自治組織の新展開 宮入 興一
第5章 恵那市地域自治区における住民自治活動の評価と展望 鈴木 誠
第6章 名古屋市「地域委員会」のモデル実施とその検証 中田 実