正しく「社会保障」の理念や内容を学び・理解することから、これからの社会保障制度のあり方を一緒に考えましょう! 「社会保障」の基礎がわかるテキストです。
私たちは失業・病気・ケガ・障害・介護・子育てなど様々な課題を抱えて生きています。これらの課題を解決するだけの資金や知恵をだれもが持ち合わせているわけではありません。
生まれながらに不平等な私たちに「自助」を強調する「社会保障と税の一体改革関連法」が、2012年8月に成立しました。これでは益々不平等・格差を拡大させるだけではないでしょうか。
社会保障制度は、運動の広がりと制度化される度合いが比例しています。これからの社会保障制度の充実のためには、「国民の権利としての制度」であることを正しく理解し、運動につなげていくことが大切です。
本書が、社会保障運動の一助になることを求めてやみません。「社会福祉士・精神保健福祉士養成カリキュラム(社会保障)準拠]