保育新制度 子どもを守る自治体の責任

    書籍名 保育新制度 子どもを守る自治体の責任
    著者名等 中山 徹, 藤井 伸生, 田川 英信, 高橋 光幸 (著)
    価格 ¥1,019(税込)
    発行年月日: 2014年8月5日
    ISBN-10 4880376191
    ISBN-13 9784880376196
    C-CODE C0036
    ページ数 88ページ
    本のサイズ ブックレット

目次

◆第1章 新制度の本質とこれからの展望 中山 徹
はじめに
1.新制度、2 つの本質
2.待機児童解消は小規模保育事業に依存
3.新制度でもたらされること
4.市町村の意向で事態は大きく変わる
5.地域でどのような保育を展望すべきか
おわりに

◆第2章 新制度の自治体での具体化、対応のポイント 藤井伸生
はじめに
1.施設・事業の認可基準等
(1)幼保連携型認定こども園の認可基準
(2)家庭的保育事業等の認可基準
(3)学童保育(放課後児童クラブ)の設備基準
2.確認制度に関する運営基準
3.子ども・子育て支援事業計画
4.その他、自治体レベルで問われていること
(1)保育の必要性の認定
(2)保育料徴収基準
(3)自治体独自の補助
(4)利用調整に関して
(5)企業参入拡大の懸念
(6)公営保育所の民営化への懸念
(7)認可保育所の整備・改修費

◆第3章 新制度と自治体の責任、保育実施義務 田川英信
はじめに
1.新制度での保育所利用・保育必要量の認定手続き
2.児童福祉法第24 条の留意点 保育の実施義務
3.児童福祉法24 条2 項以降の留意点
4.利用調整 事務量、性質、処分性
5.財政の不安定化が避けられない認定子ども園
6.保育料の決定・徴収 実費・上乗せ徴収
7.過大な事務負担に耐えられるか
8.学童保育と新制度―最低基準の法定
9.拙速にすすめられている新制度の準備と足りない予算
おわりに

◆第4章 認定こども園、幼保一体化の課題 藤井伸生
はじめに
1.公定価格で誘導⁉
2.認定こども園では「教育」が受けられる!?
3.保護者の就労状況に左右されない!?
4.定員割れの幼稚園を活用⁉
5.待機児童対策になり得るか?
6.認定こども園への不安
7.幼保一体化のこれから

◆第5章 保育の現場で豊かな保育を守る 高橋光幸
はじめに  じゅりちゃんの願い
1.公立保育所の中に広がる不安
2.公立保育所における現場の運動と実践の課題
おわりに  ひろとくんからの手紙