新型コロナウイルス感染症と自治体の攻防(コロナと自治体1)

書籍名 新型コロナウイルス感染症と自治体の攻防(コロナと自治体1)
著者名等 尾関 俊紀, 徳田 安春, 平岡 和久, 保坂 展人, 大野 正喜, 市谷 知子, 齋藤 文洋, 大川 剛史, 岡上 則子 (著) 平岡 和久, 尾関 俊紀 (編)
価格 ¥1,650(税込)
発行年月日: 2021年6月10日
ISBN-10 4880377236
ISBN-13 9784880377230
C-CODE C0036
ページ数 172ページ
本のサイズ A5

書籍の内容

<コロナ>と並走するシリーズ ゼロコロナをめざすには・・・

医学的見地からコロナウイルスの特質、変異株のメカニズム、ワクチンの最新の知見を解説し、財政面からは政府の感染対策を批判的に検証し、自治体財政の今後の対応を示す。併せて、東京・世田谷区の社会的検査、広島県の PCR の集中検査、鳥取県の積極的疫学調査ほか、ワクチン接種における練馬区モデルおよび高知県・過疎地域におけるワクチン接種など、自治体独自の先進的な対応を紹介。

目次

はしがき●本書の意図  尾関俊紀

第Ⅰ部 新型コロナウイルス感染症対策を問う

1 新型コロナウイルスの検査とワクチン 徳田安春

  • 1 感染力をみる防疫目的PCR検査の最新知見
  • 2 コロナ対策ではゴール設定が大切
  • 3 ウィズコロナ政策の副作用
  • 4 検査の賢い利用法
  • 5 ワクチン開発は国家安全保障
  • 6 変異コロナウイルスの脅威
  • 7 しばらく続く人類対コロナウイルスの闘い
  • 8 収れん進化のリスク
  • 9 変異ウイルスに効くワクチンの製造
  • 10 ウイルスの持続感染と再感染
  • 11 Back to the Future 思考で考える大規模検査
  • 12 世界モデルと身近な対応から学ぶ対コロナ戦略

2 新型コロナ禍と自治体の対応 平岡和久

  • 1 災害としての新型コロナ禍
  • 2 政府の対策と第一次・第二次補正予算
  • 3 政府の対策と第三次補正予算
  • 4 政府の新型コロナ対策、何が問題か
  • 5 新型コロナ対策と自治体財政
  • 6 地域と自治体の取り組みと公共部門の課題
  • 補論:緊急事態宣言解除後の対策のあり方

第Ⅱ部 新型コロナウイルス感染症に向き合う自治体の取り組み

    1 東京都世田谷区●自治体として立ち向かう─PCR検査体制の拡充 保坂展人

  • 1 医療機関との連携と支援
  • 2 新型コロナウイルス感染症対策を自治体が変える!
  • 3 高齢者施設を守る「社会的検査」
  • 4 「社会的検査」に「定期検査」「随時検査」を
  • 5 「臨時仮設フレーム」で社会的検査
  • 6 工夫を凝らしながら走り始めた社会的検査
  • 7 社会的検査の対象と検査件数
  • 8 スクリーニング検査(プール方式)の導入
  • 9 田村厚生労働大臣への申し入れ
  • 10 社会的検査の実績とその効果

2 広島県●新型コロナウイルスの社会的PCR検査の取り組みについて 大野正喜

  • 1 広島県における新型コロナウイルス感染者数の推移
  • 2 広島県におけるPCR検査センターの設置とPCR集中検査の実施
  • 3 広島県におけるPCR検査に関する取り組み報告のまとめ

3  鳥取県●新型コロナ対策─積極的疫学調査を中心に 市谷知子

  • 1鳥取県の検査・医療体制の到達
  • 2 早期に専門性のある体制を確立
  • 3 早期体制の確立は平常時の備えにある
  • 4 PCR検査の対象拡大と体制強化
  • 5 検査は医療とセットで拡充、さらに活用
  • 6全体の検査体制・能力拡大の流れ

4 東京都練馬区●ワクチン接種の取り組みと課題─練馬区モデル 齋藤文洋

  • 1 練馬区モデルに至る背景
  • 2 ワクチン接種─練馬区モデルとは何か
  • 3 現在の状況─終わりに

5 高知県●過疎地域におけるワクチン接種の取り組みと課題 大川剛史・岡上則子

  • 1集団接種と個別接種
  • 2ファイザー製の副反応の問題
  • 3四万十町・大正地域の取り組み
  • 4ワクチン接種の取り組み
  • 5 新型コロナウイルス感染症とへき地医療の課題

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