社会保障のあゆみと協同

    書籍名 社会保障のあゆみと協同
    著者名等 芝田 英昭 (著)
    価格 ¥1,870(税込)
    発行年月日: 2022年6月16日
    ISBN-10 4880377422
    ISBN-13 9784880377421
    C-CODE C0036
    ページ数 160ページ
    本のサイズ A5

書籍の内容

社会保障の枠組、歴史、さらに協同との関係性を紹介

社会保障は、私たちが生きていく上で必ず抱える生活問題を緩和・解決するための公的な制度・政策や協同の取り組み。その目的は、全ての人の「健康で文化的な生活を保障」するもので、健康権・文化権・生活権等の基本的人権を保障する制度。本書では、社会保障の基本的枠組、歴史、さらに生命の尊厳、協同の力・運動・実践と社会保障発展との関係性を紹介する。

目次

プロローグ

第1章 くらしを支える社会保障の基本的枠組

はじめに

  • 1.世界では社会保障をどのように理解しているのでしょうか
  • 2.日本における社会保障の理解

第2章 社会保障を考える基本的視点

はじめに

  • 1.生活問題と社会保障
  • 2.社会保障充実の責任は誰にあるのでしょうか
  • 3.社会保障の目的と機能
  • 4.日本国憲法にみられる社会保障関連条文
  • 5.社会保障の発展と力学
  • おわりに

第3章 社会保障のあゆみ─イギリスにおける社会保障生成と発展の歴史─

はじめに

  • 1.社会保障前史
  • 2.社会保障への途
  • 3.社会保障成立の条件
  • おわりに

第4章 日本における社会保障前史を知る

はじめに

  • 1.本源的蓄積期における救済制度─恤救規則の成立
  • 2.恤救規則改正への動き
  • 3.労働組合運動・相互扶助組織と民間企業による共済組合
  • 4.軍事救護法と工場法の成立
  • 5.飴と鞭の政策からの日本初の社会保険
  • 6.救護法の成立
  • 7.戦時体制下の社会保険の発展
  • おわりに

第5章 第二次大戦後の日本における社会保障の成立と発展

はじめに

  • 1.第二次大戦敗戦直後の社会保障政策
  • 2.体系的社会保障成立の第一歩「新生活保護法」の成立
  • 3.社会保障情勢を厚生(労働)白書から読み解く
  • おわりに

第6章 社会保障の現代的課題─「自助・共助・公助」論の本質─

はじめに

  • 1.戦後日本の社会保障確立期から貫徹している「自助」の視点
  • 2.「互助」、「共助」、「公助」概念の変遷
  • 3.「自助、共助、公助」と災害、及び自民党綱領との関係性
  • おわりに─社会保障における人勧視点の重要性─

第7章 社会保障と協同の力を人間の尊厳から考える

はじめに

  • 1.尊厳の理解と人権への昇華
  • 2.能力の協同性
  • 3.能力の協同性の視点から協同の力を考える
  • おわりに

エピローグ