危機を乗り越え、いのちとくらしを支える自治体の役割
分科会Zoom開催→
2021年7月─17日(土)・18日(日)・24日(土)・25日(日)・31日(土)
第63回自治体学校は、新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、昨年と同じように全体会として予定した2つの講演をDVDに収めご参加のみなさまにお送りする形をとります。そのため『住民と自治』6月号に掲載の内容を大きく変更しておりますのでご注意ください。
なお、分科会は下記の日程でZoom開催いたします。
私たちはこれから、コロナ下の政治と社会変容によってもたらされた、さまざまな荒廃と向き合わなければならなくなるでしょう。人々の孤立化と分断がすすみ、地域間の分断もこの社会を衰弱させています。ゆえに、コロナと向き合うだけではなく、コロナ下の社会と向き合うことが私たちの課題になったといってもよい。
この課題に応えるために、かつてのファシズム下のドイツを振り返りながら危機と政治の関係を考え、同時にこれからの方向性として、地域自治や国と地方、地域の関係のとらえ直しと、これからの社会のあり方を検討します。
コロナ禍2年目に入り、住民の命と暮らしを守るべき地方自治体の役割が問われています。これに対して、菅政権は第32次地方制度調査会答申に沿った形で、デジタル化や市場化を最優先した制度改革や業務改善、自治体政策を推進しつつあります。
現局面における地方自治をめぐる情勢を俯瞰するとともに、住民の福祉の向上を図るための対抗軸と展望を明らかにしたいと思います。
●今回はコロナ禍を考え、分科会はZoom開催とします。Zoomの参加情報はお申込みいただいた方のみに後日ご案内します。
●分科会・講座・交流会は先着順とさせていただきます。
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コロナ禍であきらかになった子どもの状況や子育て支援の課題を、子どもの権利から考えます。
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民営化は各地の運動で止めていますが、広域化は水面下で着々と進んでいます。国は、都道府県主導で広域化を推進し、広域化計画に基礎自治体議会の議決は必要なく、広域水道に住民の声はとどきません。そして、広域化は民営化のツールかも知れません。
※Zoom参加の他、名古屋にサテライト会場を設け直接参加ができます。
サテライト会場 名古屋市・労働会館(先着50名)、こちらは資料代500円のみで参加できます。
お問い合わせ・メールアドレス/名古屋水道労働組合(近藤・藤沢まで)。
電話 052-971-3105、fax 052-971-3692 メール: meisuiro@aioros.ocn.ne.jp)
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コロナ禍が地域経済に与えた影響はたいへん大きいと考えます。その問題点や現れた変化の上に立って地域経済をどう立て直していくか、その軸になるのは循環型地域経済、地域の資源を生かした地域づくりです。
中小企業振興基本条例や公契約条例の活用による地域産業の振興とともに、コロナ後も見据えた地域づくりの展望について考えます。
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戦後の地方自治の歩み、地方自治をめぐる主要な論点について確認し、地方自治はどこに向かおうとしているのか、政府や財界は自治体をどうしたいのかをつかみます。そして第32次地方制度調査会答申の柱の一つである、「地方行政のデジタル化」とその問題点について、各自治体で進行している状況等を情報交流しながら深めていきます。
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新型コロナ禍で困窮が広がる中、私たちの命と暮らしを守る最後の砦である生活保護制度が使いやすいものになっているでしょうか。保護基準の引き下げは違法との大阪地裁判決の意義をお伝えし、各地の取り組みを交流します。
自治体学校参加者なら、どなたも無料で参加いただけます。分科会・講座の選択数にカウントされません(「講演DVD」のみ購入の方もご参加いただけます)。
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新型コロナのもとで住民の命が脅かされるとともに、医療体制の脆弱さが改めて浮き彫りになっています。その一方で、政府は将来に向けた医療体制縮小化の方針を変えず、全国各地では公立・公的病院の統廃合や民営化が推し進められています。
政策のねらいを理解するとともに、各地の運動・経験を交流し、「命と暮らしを守る地域医療」について考えます。
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新しく地方議員になられた方々、財政の構造を知りたい自治体職員や市民団体の皆さまに、自治体財政の基本的なしくみを解説した上で、国と地方の財政関係、「地方創生」政策、新型コロナ対策による地方財政への影響等について、具体的事例を交えながらわかりやすく解題します。
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「全世代型」の名のもとで、介護という本来最も人間らしい仕事に対し、効率性や収益性が押し付けられて来ています。介護保険が始まって20年が過ぎましたが、当初の約束であった「介護の社会化」「必要な時に必要なだけ」は見るも無残な状態となり、低待遇とはたらきがいの喪失で働き手もなかなか得られにくくなっています。
この分科会では、それぞれの分野・立場から、介護保障の現場や現状を語るとともに、自助や共助ではなく、権利としての介護保障を求める運動の方向が共有できればいいなと思っています。
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窓口業務・体育施設・公園・図書館・保育・学校プールをはじめとする自治体の民営化、学校や公共施設の統廃合は、住民にとって深刻な問題をはらんでいます。その一方で、住民運動の力で食い止め、再公営化する動きも広がっています。
各自治体の経験を交流し、自治体民営化による公共サービスの変質を明らかにし、再生への展望を明らかにします。
(注/都内にサテライト会場を設営します。そちらへの参加希望者はそのむね明記してください。)
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地方行政のデジタル化は自治体業務を変質させ、アウトソーシングを加速させる可能性が大きい。自治体の仕事と住民の暮らしにどんな影響を及ぼすのか。
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安倍・菅政権の下で、「自治体戦略2040構想」に集約されるデジタル化と広域化を軸にした改革がすすめられています。それは決して住民の福祉の向上に資するものになっていません。むしろ、地方自治を破壊する側面の方が強いともいえます。
本講座では、地方自治の歴史から学びながら、自治体を主権者に取り戻す運動を展望します。
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今コロナ禍で「公共交通中心の地域づくり」というヴィジョンも問い直されています。感染拡大リスクが高い「鉄道、電車、バス、飛行機」の利用は減少し、「自家用車、自転車」の復権が見られます。
苦境に直面した地域公共交通の実践例について討論しながら、人間が「移動する」意義を再考したいと思います。
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コロナ禍の中で、外食需要が喪失したことによる農業への影響は、高付加価値化・ブランド化・規模拡大による効率化などが示される一方で、営農継続のための農家所得の確保に正面から取り組むことに背を向けてきたこれまでの農業政策の結果ではないでしょうか。
今回、日本の農業の基礎である「米作」に光を当て、MA米を維持する一方での大幅減反の押し付け、備蓄米の安値入札など、今秋の米価が危惧される中で、各地域の取り組みや課題などを共有しながら、農業・農村の将来について考えたいと思います。
1つの申し込みで、1台のPCを使い、複数の方で共同視聴することも可能です。ただし、その場合でも「分科会・講座テキスト」と「DVD」は1セットのみの送付となります。
集団受講される場合は、参加者同士で十分距離を取って感染対策の上ご参加ください。
DVDのみ (分科会・講座に参加しない) |
3,000円 |
---|---|
1分科会・講座に参加する (DVDとテキスト付き) |
6,000円 |
2分科会・講座に参加する (DVDとテキスト付き) |
9,000円 |
3分科会・講座以上に参加する (DVDとテキスト付き) |
11,000円 |
DVDのみ (分科会・講座に参加しない) |
3,000円 |
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1分科会・講座に参加する (DVDとテキスト付き) |
7,000円 |
2分科会・講座に参加する (DVDとテキスト付き) |
10,000円 |
3分科会・講座以上に参加する (DVDとテキスト付き) |
12,000円 |
DVDのみ (分科会・講座に参加しない) |
3,000円 |
---|---|
1分科会・講座に参加する (DVDとテキスト付き) |
12,000円 |
2分科会・講座に参加する (DVDとテキスト付き) |
18,000円 |
3分科会・講座以上に参加する (DVDとテキスト付き) |
20,000円 |
※7月17日(土) 午後15:00〜16:30の「交流会(Zoom)「わたしのまち、あなたのまちの生活保護を考える」」は、学校参加者による無料の交流会です(ただし、少なくとも「DVDのみ」の申し込みは必要)。
DVDだけを申し込まれた方も参加できますし、何らかの分科会(講座)に参加された方も参加できます。分科会(講座)の数にはカウントされません。
ただし、他の分科会・講座と同様に先着順であり、参加申込は必要です。
1)7月5日以降、「DVD」と「分科会・講座テキスト」と「領収書」を郵送いたします。
2)参加者には「分科会・講座ごとの招待メール」を差し上げます。そのメールから、申し込まれた「Zoom分科会・講座」に接続し、参加できます。
7月17日、18日開催の分科会・講座・交流会の「招待メール」は7月13日までに送信します。
7月24日、25日開催の分科会・講座の「招待メール」は7月20日までに送信します。
7月31日開催の分科会・講座の「招待メール」は7月27日までに送信します。
期日までに「招待メール」が届かない場合、メールや電話でお問い合わせください03-3235-5941。
3)「招待メール」は分科会・講座ごとのIDとなっているため、ある分科会の「招待メール」で別な分科会に参加することはできません。参加分科会・講座を変更希望の場合、開催日の7日前までにご連絡ください。また、複数分科会・講座を受講される際に分科会・講座によって受信するアドレスを変更することはできません。
キャンセルのご連絡は、返金先口座を明記の上、メール(info@jichiken.jp)でお願いします。
各分科会・講座では原則として質問・討論時間を設けますが、短時間の分科会・講座となりますので、参加する分科会・講座で聞きたいこと、発言したいことなどがありましたら、申込書にご記入ください。助言者・講師に事前にお渡しします。
「Zoom」に対応した、パソコン(PC)、スマホ、タブレット等が必要です。
事前に余裕を持って設定して、映像や音声を確認しておいてから当日ご参加ください。
複数分科会・講座を受講される際に分科会・講座によって受信するアドレスを変更することはできません。