新人議員におくる、地方議会議員の基礎が身に付く、ふたつの講義
一般の方や、新人ではない議員の方も受講いただけます
2023年8月23日(水)・24日(木)
第1講義
第2講義
岡田正則
早稲田大学教授
地方議会議員にとって、地方自治法の全体像と要点を理解しておくことは必須です。この講義では、地方自治の理念と歴史を概観した後、地方自治法の条文に沿って主要な論点を解説します。1999年の地方分権改革によって国と地方の対等化が図られましたし、この間“地方創生”の取り組みもなされてきましたが、他方で、平成の大合併による市町村数の半減や、軍事・感染症対策などでの国への集権化、あるいは個人情報保護に関する自治体施策の否定など、地方自治が縮小している面もみられます。地方自治法の視点から日本の地方自治が直面している問題をリアルに把握するとともに、今後のあり方をともに考えていただければと思います。
〈この講義のテキスト〉
寺島 渉
長野県飯綱町議会元議長・地域政策塾21 代表・地域住民大学運営委員
地方自治のしくみと議会の使命、議員の職責などの基本的なことをふまえた上で、議会力・議員力を向上させるために議会改革の実践について、具体的、実践的な話を経験から伝えます。その柱は3つです。第1の柱―追認機関から脱し、議会の権限と役割の発揮、責任を果たす。第2の柱―「チーム議会」の政策提言活動を重視、「政策サポーター制度」を新設。第3の柱―開かれた議会、議会への住民参加を広げ、議会・議員活動の「見える化」。そして地方議会のさらなる前進のために何が必要か、議員の資質をいっそう高めるために、自治法が認めている権限の積極的活用、専門的知見の活用にも触れます。また、一般質問の準備と議論のすすめ方、『議員必携』の使い方もお話します。
〈この講義のテキスト〉
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