月刊『住民と自治』 2018年10月号
特集I: 検証-国保の都道府県単位化
特集II: 第60回自治体学校in福岡 報告

2018年4月から国保の都道府県単位化がスタートしました。これまで市町村が担ってきた国民健康保険の運営に、都道府県が加わり、医療保障において重要な役割を担うことになりました。都道府県は「財政運営主体」として、市町村に代わり医療費の支出に責任を負うことになります。あらたな役割を得た都道府県が、市町村とともに、こうした医療や保健分野における変革の動きのなかでどのような方向で行政をすすめていくのか問われています。

住民の命と健康を守るという地方自治体の基本的な役割のあり方が今回の国保制度改革では問われているといえます。今回の制度改革を、地方自治・住民自治の視点から検証をしてみます。

書籍名 月刊『住民と自治』 2018年10月号
特集 特集I: 検証-国保の都道府県単位化
特集II: 第60回自治体学校in福岡 報告
価格 ¥591(税込)
発行年月日 2018年9月15日
ISBN-10 4880378429
ISBN-13 9784880378428

目次

● 特集Ⅰ 検証─国保の都道府県単位化─ 

  • 都道府県単位化で、国保制度はどう変わったか 神田 敏史
  • 国保の都道府県単位化-愛知県内市町村の状況と課題- 西村 秀一
  • 岩手県の国保料(税)の動向と被災者負担軽減の取り組み 小野寺 栄悦

● 特集Ⅱ 第60回自治体学校in福岡 報告

  • 「第60回自治体学校in福岡」を終えて 石村 善治
  • 住民自治に基づく地域づくり・環境行政を学ぶ(福岡県大木町) 境 公雄
  • 熊本地震から2年4カ月、被災者置き去りの「大型開発優先の人災が町を襲う」 甲斐 康之
  • 有明海・諫早湾埋め立て問題と国の動向(長崎県・福岡県・熊本県・佐賀県) 岩井 三樹
  • 第60回自治体学校データファイル
  • 権利を国民の手に 国民主権を実現するためにたたかい続けること 馬奈木 昭雄
  • 書評 川瀬光義 著『基地と財政 沖縄に基地を押しつける「醜い」財政政策』 渡辺 豪

● 第23回全国小さくても輝く自治体フォーラムin訓子府町 報告

  • 人口減少に負けない地域づくりを学ぶ 水谷 利亮
  • 分科会「地域経済の振興」の報告 水谷 利亮
  • 第23回全国小さくても輝く自治体フォーラムin訓子府町の議論を通じて 小規模町村の創造的地域づくり 宮下 聖史

● 新連載

  • だれのためのコンビニ 第1回 コンビニ出店と地域の変貌 岩佐 和幸

● 連載

  • おんなのRun65 安くて黒字の浜松市の水道、民営化でいいの? 池谷 たか子
  • @NEWS どんどん広まれ、LGBT支援 遠藤 まめた
  • My My 公民館 ④公民館だよりから見える役割 中村 亮彦
  • 知らない☆知りたい憲法 第7回 フランスからみた国家緊急権 植野 妙実子
  • ス・ス・メ「議会改革」実践 第7回 町長提案に、否決、修正、不承認も 寺島 渉
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん
  • 史跡さんぽ40
  • おいでよ31 綾町
  • 編集後記