月刊『住民と自治』 2022年4月号
特集:水道の広域化・民営化と水の自治

住民と自治 2022年 4月号 (特集:水道の広域化・民営化と水の自治) [雑誌]

高度成長期に敷設された多くの水道管が多くの自治体で耐用年数に到達し、更新や長寿命化のコストをどのように負担し安全を担保するか、岐路に立たされています。そうした背景から2018年改正された水道法は、「公共サービスの成長戦略」にもとづいて水道民営化と広域化に道を開き、その動きが広がりつつまります。憲法が保障する生存権と公衆衛生についての国の責任の規定を堅持させ、いのちの源である水道をどう守るか、水の自治に改めて光を当てます。

書籍名 月刊『住民と自治』 2022年4月号
特集 特集:水道の広域化・民営化と水の自治
価格 ¥591(税込)
発行年月日 2022年3月15日
ISBN-10 4880378844
ISBN-13 9784880378848

目次

◆直言 パートナーシップ制度は「無縁社会」克服の鍵となるか 濵畑芳和

●連続企画● 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第22回 コロナ禍が浮き彫りにした日本の精神医療の構造的問題 竹端 寛

●特集● 水道の広域化・民営化と水の自治

  • あらためて水道の民営化を考える 尾林芳匡
  • 上工下水一体の民営化を探る宮城県 中嶋 信
  • 急浮上した奈良県域水道一体化を考える  浅野詠子
  • 大阪市の水道コンセッションとPFI管路更新事業 植本眞司
  • 『水の学校』6年間のあゆみとその先へ 大谷 奨
  • 小諸市水道事業の民営化で見えてきたこと 高橋要三
  • 学校から給食調理場が無くなる─倉敷市の公共施設再編と子どもたち 末田正彦

●連載●

  • 人つながる⑬ 「森のハープ」でご縁をつむぐ 阿久津 瞳
  • 新連載 おきなわ定点観測 第1回 連載開始にあたって─沖縄の「日常」とその衝撃─ 関 耕平
  • 検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える 第7回 知的障害のある人、家族、福祉労働者の人権侵害とその責任、地域住民との関係 鈴木 靜
  • 公立美術館の光と影 第6回(最終回) ICOMでの議論から見える世界との距離 武居利史
  • くらしと自治と憲法と 第11回 憲法から見た日本税制の課題 浦野広明
  • シリーズ 地域発信 野草と歩む つちころび野起き 第2回 振り返れば一本道  鶴岡舞子
  • @NEWS 次世代健康調査中間報告まとまる─カネミ油症事件の今とこれから 三苫哲也
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん
  • 自治の風─東京・多摩から 第6回(最終回) 歴史を掘り起こす 森松徹夫
  • 編集後記