月刊『住民と自治』 2023年7月号
特集 脱炭素社会に向けてⅡ―地域・自治体の協働で進める脱炭素社会の形成

脱炭素社会・脱原発依存の観点から再生可能エネルギーの普及は急務です。しかし、全国各地で問題が噴出しているように、その進め方が自然環境や地域社会に対する配慮を欠いていると、深刻な負の影響をもたらして「持続可能な開発」への逆行となります。そうではなく、自然環境や人のつながりなど地域に根差した省エネや再生可能エネルギー利用の取り組みが必要となっています。そこで、本号では6月号に続き、地域社会の主体的な取り組みによる脱炭素社会の形成に向けた取り組みについて、具体的な事例とともに紹介します。

書籍名 月刊『住民と自治』 2023年7月号
特集 特集 脱炭素社会に向けてⅡ―地域・自治体の協働で進める脱炭素社会の形成
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2023年6月15日
ISBN-10 4880378992
ISBN-13 9784880378992

目次

◆直言 社会保障の充実に向けて 長友 薫輝

●特集● 脱炭素社会に向けてⅡ─地域・自治体の協働で進める脱炭素社会の形成

  • 地域・自治体からの断熱・ゼロカーボンの取り組み 上園 昌武
  • 資料 再生可能エネルギーを利用した「地域循環共生圏」をめざす市町村 傘木 宏夫
  • 長野県ゼロカーボン戦略の意義と課題 平島 安人
  • 長野県・飯田市 地域環境権に基づく再生可能エネルギーの普及 小林 晋
  • 省エネ住宅の普及について 成田 完二
  • エネルギーの自給ができる地域を目指して─まめってぇ鬼無里の挑戦 小田切 奈々子
  • ZOOM IN 東京・神宮外苑 経済発展のために自然が犠牲にされない社会を作りたい 楠本 夏花
  • 頻発する大規模災害に対応可能な、レジリエンスの視点に立った避難・避難所等政策の在り方(上) 水野 博宣

●連載●

  • 人つながる㉘ 秋田県美郷町「ほとり食堂」─子どもの笑顔を見ながら大人も共に成長できる活動に 阿部 大地
  • 検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える 第19回 やまゆり園事件の再発防止と人権の将来展望を語る(まとめの座談会) 井上 英夫/藤井 克徳/鈴木 靜/池上 洋通
  • シリーズ 地域発信 現代マタギの森ごもり 第2回 マタギとして暮らすということ 益田 光
  • 連続企画 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第34回 コロナ禍の中で保健医療体制の貧困を考える 松本 隆浩
  • @NEWS 大阪IR・カジノ計画の新局面に我々はどう立ち向かうか 中山 直和
  • 書評 稲葉一将・松山 洋・神田敏史・寺尾正之著『医療DXが社会保障を変える─マイナンバー制度を基盤とする情報連携と人権』 竹田 智雄
  • ローカル・ネットワーク
  • Jつうしん 岡山県自治体問題研究所
  • 自治の風─福島から 第2回 帰還困難区域の「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」の闘い 今野 秀則
  • 編集後記
  • 表紙写真 大坂 健
  • スケッチ 芝田 英昭