神宮外苑再開発によって、シンボルであるイチョウ並木の直近に野球場が建設され、第一期だけで3000本もの樹木が伐採されます。イチョウは400年以上の生命力の ある樹木です。外苑のイチョウは114歳。水循環を絶たれ、衰退・枯死に至り、貴重な歴史的文化的遺産が破壊されてしまいます。危機感をいだいた市民は、計画の見直しを求め、声を上げました。その声は、ますます高まり、広がっています。
神宮外苑再開発は、長い間、市民に親しまれてきた公園を潰して、そこに超高層ビルを建設し、公園を企業の稼ぐ場に変えようとする、市民不在の都市再開発事業です。
神宮外苑は都市計画公園であり、しかも風致地区なので、超高層ビルを建設することはできません。しかし、東京都は、「公園まちづくり制度」という独自の制度を創設し、都市計画公園の一部区域を公園区域から削除し、超高層ビル建設を可能にしたのです。
本特集は、神宮外苑再開発の問題点を徹底検証し、民主的なまちづくりのあり方を考えるものです。
書籍名 | 月刊『住民と自治』 2024年8月号 |
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特集 | 特集 ストップ! 住民不在の神宮外苑再開発―100年の杜を守る |
価格 | ¥800(税込) |
発行年月日 | 2024年7月15日 |
ISBN-10 | 4880377996 |
ISBN-13 | 9784880377995 |