月刊『住民と自治』 2025年2月号
特集 命を支える水―岐路に立つ水道と自治

住民と自治2025年2月号

私たちの暮らし、命にとって欠くことのできない水。常に、気軽に、誰でもが利用できるものととらえていませんか? 現在、水道設備の老朽化や水道職員の減少など、インフラ維持そのものが危ぶまれる事態となっており、水道料金値上げの波も押し寄せています。安定的な公正な水利用のあり方とその危機について、自治体の役割の側面から多角的に考えます。 今年の新春対談は、ゲストにこのほどノーベル平和賞を受賞された日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の児玉三智子さんをお迎えしました。広島での被爆体験と差別・偏見の苦しみ、核兵器廃絶に向けての被爆国日本の役割、戦争体験の継承の重要さなどをお話しいただきました。

書籍名 月刊『住民と自治』 2025年2月号
特集 特集 命を支える水―岐路に立つ水道と自治
価格 ¥800(税込)
発行年月日 2025年1月15日
ISBN-10 4880377821
ISBN-13 9784880377827

目次

◆直言 自治体とそこに働く自治体労働者の役割を考える 吉田佳弘

新春対談 ノーベル平和賞受賞 核廃絶に向けての大きな一歩に 児玉三智子/中山 徹

●特集● 命を支える水ー岐路に立つ水道と自治

  • 自治で守る水 仲上健一
  • 水道事業の民営化について 宮内裕紀
  • 水道事業の広域化とその問題点ー不確かな前提にもとづく議論の危うさ 梶原健嗣
  • 押し寄せる水道料金値上げの波をどう考えるか 太田 正
  • いのちの水を送りつづけるー震災と水道事業 近藤夏樹
  • TSMC進出による100万人の「いのちの水」地下水の危機と市民運動 松岡 徹
  • @NEWS  東京・明治神宮外苑再開発 市民の伐採反対の声は止まない 大澤 暁
  • FOCUS 被災者に対する生活再建支援制度の抜本的な拡充をー阪神・淡路大震災30年 被災地からの発信 高山忠徳

●連載●

  • 汚された水ーPFASを追う 第10回 静岡市・化学工場で使用されたPFAS(上)ー従業員の血液から高濃度のPFAS 鈴木孝雄
  • よなぐに悲喜交交 第4回 暮らしの非常事態 植埜貴子
  • くらしと自治と憲法と 第34回 食への権利は、食料主権と共に 長谷川敏郎
  • 書評 渡邉 誠著『副市町村長のしごと』 榊原秀訓
  • BOOK REVIEW
  • Jつうしん とちぎ地域・自治研究所 「とちぎ自治白書2024」発刊 山口誠英
  • 自治の風ー北海道から 第2回 北海道農村における新たな胎動 清水池義治
  • 年賀広告/ローカル・ネットワーク
  • 編集後記